校長挨拶

本校ホームページにアクセスしていただき、ありがとうございます。

また、日ごろから本校の教育活動に御理解と御協力をいただいています保護者・地域の皆様に心より感謝申し上げます。

本校は、可也山を間近に望み、南に背振連山を仰ぎ、「魏志倭人伝」にも登場する「伊都国」をしのぶ豊かな歴史を有する「千里」の地に、地域の熱意と期待を担って、昭和55年4月に開校しました。本校の校訓は「生きる希望 学ぶ喜び」です。これは、初代校長近藤典二先生が掲げられた標語によるもので、筑前の理想であり、筑前のこころであります。開校以来、本校はこの校訓を脈々と受け継ぎ、将来への夢や志をもち、日々のあらゆる活動に全力で打ち込むことを通して、達成感や自己の成長を喜び味わうことのできる「生きる希望 学ぶ喜びにあふれた生徒」の育成を目標に取り組んでいます。

ここで本校の教育活動等について紹介させていただきます。

本校に入学する生徒のほとんどが大学への進学を希望しています。また8割近くの生徒が部活動に加入しており、勉強との両立を果たしています。部活動は運動部14、文化部16(※同好会含む)と多く、毎年、全国大会、九州大会、県大会に出場し活躍しています。

学習面では、生徒の夢や志の実現に向けて、授業をさらに発展させた完全希望制の「虹プロジェクト」として短期集中講座(全学年)や大学入試対策特別講座(3年)を実施しています。また、これまでの進路学習をさらに充実させた「夢プロジェクト」や、言語活動の充実に取り組む「筑前レクチュール活動」など本校独自の魅力ある取組を行っています。さらに一人一台タブレット等ICT機器を用いた個別最適な学びや協働的な学びにも力を入れており、効率的・効果的な学習を推進しています。

学校行事は、生徒会や生徒実行委員会が中心となって企画・運営し、筑前祭(文化祭)や体育祭などに生徒が主体的に取り組み、仲間と創り上げる楽しさや仲間と協働してできた喜びなどを味わっています。新型コロナウイルス感染症の影響で中止していた海外研修(イギリス)も再開しました。

これからの社会では、知識や技能はもちろんですが、思考力・判断力・表現力や人間関係形成・社会形成能力が求められます。また世界に羽ばたくグローバル人材、国際的視野で地域に貢献するグローカル人材が求められています。本校は様々な教育活動を通して、生徒の力を伸ばし、社会で活躍する人材育成に努めてまいりますので、引き続き本校の教育活動への御理解と御協力をお願いいたします。

最後に、本校を目指す中学生の皆さん、ぜひ本校で夢や志を叶えてください。

福岡県立筑前高等学校 校長 山本 秀史