お知らせ

   ホーム  >  お知らせ [ 1年生 ]   >  1年生への連絡事項⑪(令和2年5月13日)

1年生への連絡事項⑪(令和2年5月13日)

最終更新日 [2020年5月13日]  

5


  「人生で恐いのは懸命にやって失敗するのではなく、大した努力もしないで成功することです。」という主旨の格言を何処かで見かけ、心に焼き付けられて今だに(正確ではないが)覚えています。人生は結果だけではなく、プロセスも大切であることは言うまでもないことです。人々の心の充実感·幸福感。満足感等の高まりは、そのプロセスにおける懸命の努力によって形成されるものだと思います。

  中学校生活のスタートを思い出してみましょう。体育祭(大会)練習においてはそれこそ先輩·後輩、男·女を問わずそれ一色で打ち込んだでしょう。そのプロセスの中で、友情や団結心·思いやり·連帯感·帰属感·感動etc が生まれてきたはずです。その結果、お互い人間として大きく成長できました。一生懸命に物事に取り組むことによって「自己を越える存在」に気付き、自己開発と自己評価·自己分析へと繋がっていくものですが、何事も情熱を持って一生懸命に取り組まなければ、 出てきた結果について振り返ったとき、何が良くて何が悪かったのかがわからないという状況にしばしば陥るものです。「結果オーライ」のように、出てきた結果に対して満足感を安易に得ることで反省もままならず、また同じことの繰り返しとなり、人間として 進歩·向上していかないのはもちろんのこと、本物の充足感·満足感は得られず、人生にとって停滞、いや後退してしまうのではないでしょうか。

  現代社会における科学技術の発達がもたらした物質文化の豊かさを全ての人々がその恩恵に浴しているかのようですが、真の豊かさとは何でしょうか。人間の幸福は物質的に満たされることだけではないことは十分わかっていることと思います。「生きがい」とか「精神の喜びと感動」「心の情熱」等のない限り「真の豊かさ」はないと思います。

 自分進路とは「人生如何に生きるか」を考えることであり、「どんな人間になりたいのか」を追求することであると思います。諸君達のほとんどは大学を卒業して職に就くことと思います。自分にとって良い職業は何か、そしてその職業を通してどう社会と関わり合うのかを考えることは、それがかなえられることよりもっと大変です。「心」のない進路設定は中味がありません。「進路設計」は一夜にして出来上がるものでなく、自ら自己を鍛え、自己を考える苦しいプロセスを経てこそ確立できるのです。

 高校生活は人生において土台作りの時期であろうと思います。身体的な面はもとより、一人一人の「人生観」「物の考え方」「個性」といったような精神の在り方についてもその基本が出来上がる時期なのです。まだ若いから軌道修正できるとしても、自分に合った適切でふさわしい進路設計をする努力を惜しんではなりません。みなさんに心掛けて欲しいことが三点あります。


  目標の設定(夢、大学志望校、学部学科)は、早く確立させる。

   学問は広く、深いものです。自分が将来どんな生き方をしたいのか、そのためにはどんな学問を志したいのか、そのためにはどんな学部を選べばよいか、その学部で優れている大学はどこか。こうした手順をできるだけ早く決めることが、それに向かって日々学習する意欲を生むことになります。2年生では文系,理系のクラスに分かれます。3 年生はもっとそれぞれの道のりが違ってきます。未来はそう簡単には手に入らないことを認識し、よく自分を見つめ、毎日の生活を充実させ、早期に未来への視野を広げ学習に取り組んで欲しい。


  何事も情熱を持って進んで努力する。

   諸君達はもう高校生です。しかし、中学校以来いまだ続いている(34学期と皮肉を言ったりしてますが)受身的な学習に慣れ、与えられる課題だけを勉強と心得て指示をひたすら待つ指示待ち人間ではないでしょうか。義務制を終えた君達は、自分の興味関心に従い、進路を考え、年間計画を立て、進んで学習に取り組み、それを深める読書や思考が望まれます。主体的積極的学習態度こそ学問を志す真の姿なのです。本校では、長年、行事への取り組みや部活動を奨励してきました。その理由の一つとして進んで努力する姿勢を養成したいためです。「何となく」「義務的に」「いやいや」ではなく、「進んで」「工夫して」「きちんと」練習する姿勢は必ず学習面にも生きてくるのです。何事にも積極的に取り組むところから進路の設計は自ずとできあがるし、質の高い設計が完成されるはずです。


  他人の意見を良く聞くこと。

   諸君達は高校受験を突破してきた優秀な人達ばかりですが、高校では諸君達は人としてはまだ初心者です。時々独善的な 判断を絶対とする生徒がいます。人生は自分で切り開いていかなければならないのは確かでありますが、他人の協力なしでは生きられないということも明白です。進路決定のためには自己評価·自己理解の必要性は勿論ですが、「心を開いて謙虚に他人の意見を聞くこと」も大切にして欲しいと思います。かけがえのない一度きりの人生です。人生にリハーサルなどありません。どうか地球的規模に立って社会の流れを捉え、自分の将来だけでなく社会や他の人々の夢が実現できるために何をなすべきかについて厳粛な利他の気持ちで進路設計と絡めて考えてくれることを切に願っています。

 

41期生に幸多かれ。                            1年7組副担任 






                                          

 

※資料としてPDFファイルが添付されている場合は、Adobe Acrobat(R)が必要です。
 「アドビリーダーダウンロードボタン」をクリックすると、アドビ社のホームページへ移動しますので、お持ちでない方は、手順に従ってダウンロードを行ってください。
アドビリーダーダウンロードボタン
(新しいウィンドウで表示)
 戻る ホーム
福岡県立筑前高等学校〒819-0374福岡県福岡市西区大字千里111-1
Tel:092-807-0611 Fax:092-807-2504
福岡県立筑前高等学校
〒819-0374福岡県福岡市西区大字千里111-1
Tel:092-807-0611  Fax:092-807-2504
Copyright(C)2019 Chikuzen High School. All rights reserved